浪曲愛声会のホームページへようこそ

 

 私たちは、浪曲(ろうきょく)大好き人間の集まりです。浅草木馬亭などでプロの浪曲師の口演を聴いたり、浪曲が全盛の頃の名人の音源を鑑賞するだけでなく、自分でも趣味として浪曲(=浪花節)を唸り、一席20分~25分の演目をマスターして発表会で披露したり、ボランティア活動として福祉施設や地域のコミュニテイーセンターなどで、浪曲を聴いていただく活動を行ってきました。50年以上の歴史のある団体です。

    毎月1~2回、中野区の稽古場に集まり、プロの曲師に三味線を弾いてもらい、一人20~25分ほど節と啖呵(セリフ)の稽古をし、その成果を地域の施設などで披露し、喜んでいただいています。多いときは50人を超えるお客様に聴いていただきます。

   「浪曲」は、最盛期には「落語」や「講談」をしのぐ人気の話芸でしたが、昭和三十年代の初めころからは衰退の一途をたどってきました。近年人気復活の兆し(?)が出てきたと言われ、若い女性の浪曲師も増えてきました。

 興味のある方は、ぜひ私たちと一緒に趣味として浪曲を楽しんでみませんか。

 私たちは、人気の浪曲師の口演情報を入手して聴きにいったり、YouTubeでも聴けない昔の名人の音源や台本を貸し借りして楽しんだりするだけでなく、自分でも節真似をして「利根の川風袂(たもと)に入れて~」

と唸ってみたり、さらには短い演目を一席覚え、聴いてもらっています。

 

 

【近年の活動状況】

  コロナ禍による活動自粛と高齢会員の死去や病気による退会・休会が続き、活動を大幅に縮小する状況と

 なり毎月2回お借りしていた三田の稽古場も再開発区域となり継続的な使用が難しくなりました。

 口演回数も稽古の回数も大幅に減少してしまいました。

 口演活動回数:平成28年12回、29年11回、30年10回、31年/令和元年9回、

                                 令和2年0回、3年1回、4年3回、5年1回、6年1回

 稽古実施回数:平成28年24回、29年24回、30年24回、31年/令和1年24回、

        令和2年18回、3年21回、4年18回、5年14回、6年13回

         

 そんな状況で、令和5年11月~6年2月まで4か月間稽古を休止いたしましたが、JR・東京メトロ

 中野駅近くに新たな稽古場を確保し、3月から毎月稽古を行っています。

 8月は猛暑のため、稽古をお休みさせていただきましたが、9月以降は毎月1~2回、12月までに計

 13回の稽古を実施しました。

 

 令和6年4月27日(土)足立区のコミュニティー施設で口演しました。

 (2名出演、4席口演、お客様40名弱)

 詳細は当該ページの記載をご確認ください。

 

 なお、令和6年6月13日(木)中野芸能小劇場で浪曲口演(4名出演)を行う予定でしたが、

 出演者体調不良のため、開催を中止させていただきました。お詫び申し上げます。)

 

 【私達と一緒に浪曲を楽しんでみませんか】 

 

 興味のある方は、ぜひ私たちと一緒に趣味として浪曲を楽しんでみませんか。

 まずは、私たち会員の稽古をご覧になってください。(何回でも無料です)気に入った文句があったら

10行~20行、専任曲師の三味線に合わせて唸って(唄って)みることもできます。

 気楽にお出かけください。お待ちしています。従前どおり、見学(無料)は大歓迎です。また、プロの曲師 (三味線の師匠)に伴奏してもらって5分~10分『旅ゆけば~、駿河の道に茶の香り~~』とか『妻は夫を

 いたわりつ、夫は妻を慕いつつ~~』とか唸ってみたい」という方、「浪曲を一席やれるようになりたい」

 という方どうぞお越し下さい。

 

 「浪曲」ってどんなふうに稽古するんだろうという方の「見学」「三味線に合わせて、ちょっと声を出し

 てみたいな」という方の「一日体験」も歓迎しています。(見学は何回でも無料、体験は初回無料、2回目

 から3千円/回)です。

 

 稽古場は、JR中央線・総武線、東京メトロ東西線の中野駅の近く(南口下車徒歩4~5分)の所です

 防音完備の部屋で思いっきり大きな声を出しています。お気軽にお立ち寄りください。

            

 (お気軽にお問い合わせください。

 浪曲愛声会 http://www.roukyoku.jp 

    ヤハギ(090-6517-6553)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


会員の浪曲口演の様子です

令和6年(2024年)4月27日(土)、足立区のコミュニティセンター「元木関原住区センター悠々館」で今年も浪曲を聴いていただきました。2007年から毎年呼んでいただいているところです。

虎春が、清水次郎長伝から「勝五郎の義心」と「次郎長の計略」を、瓢六が「阿武松緑の助」と「太閤記ー長短槍試合」を口演しました。40名弱のお客様にとても喜んでいただきました。館の職員の方々には、舞台設営から進行まで大変お世話になりました。

会員・準会員の熱演ぶりです

港 福若(みなと ふくわか)

 

得意の演目

「真柄のお秀」、「元禄曽我物語」

「母の幸せ」、「深川裸祭り」

「紺屋高尾」、「名刀稲荷丸」

「瞼の母」など

 

 

 

木村 松若(きむら まつわか)

 (ご家族の介護のため休会中です)

得意の演目

「名月松坂城」、「慶安太平記」

「坂田三吉」、「一本刀土俵入り」

「無法松」、「名優左談次」、

 など

 

三桝家 瓢六(みますや ひょうろく)

得意の演目

「阿武松緑之助」、「唄枕親子旅」

「太閤記ー蜂須賀小六との出会い」

「太閤記ー長短槍試合」

「安兵衛の道場破り」、「岐阜の弥太郎」

「男一代・醤油賭け」、「陸奥間違い」など

吉葉 有輝丸(よしば ゆきまる)

 (病気のため、休会中です)

得意の演目

「慈母観音」、「稲川江戸日記」

「黒田武士」、「耳なし芳一」

「勧進帳」、「神戸の長吉」

「塩原多助」など

水元 秀峰(みずもと しゅうほう)

 (病気のため2022年2月永眠されました。美声と味のある節が魅力で、各地の口演活動で多くのお客様に喜んでいただきました。ご冥福をお祈りします。)

得意の演目

「唄入り観音経」、「壷坂霊験記」

「清水次郎長伝ー石松代参」

                 「天野屋利兵衛」、「野狐三次の少年時代」

                 「野狐三次と伊賀の守」、「情けの十両」など

 

浪花 声遊(なにわ せいゆう)

 (病気のため休会中です)

得意の演目

「祐天吉松(飛鳥山の親子対面)」

「清水次郎長伝(森の石松三十石船道中)」

「左甚五郎(四天王寺の眠り猫)」 など

青戸 晃栄(あおと こうえい)

 

得意の演目

「唄入り観音経」「無法松」

「乃木将軍信州紀行」

「乃木将軍伊勢参り」

「勧進帳」「誉れの三百石」など 

口演後出演者・曲師そろって挨拶
口演後出演者・曲師そろって挨拶

専任曲師 浪花三光師

                          令和4年11月30日、病気のため逝去されました。

                          数十年にわたり、幹部会員として、専任曲師として

                          浪曲愛声会の活動を支えていただきました。

                          ご冥福をお祈りいたします。